コバトンが県内の美緑(みりょく)を訪れ
紹介する「コバトンさんぽ」。
あなたの美緑を見つけ、親しみ、
楽しんでください!
新座市にある平林寺の紅葉が
見頃だと聞いておさんぽに
行ってみたトン!
(令和6年12月10日)
※掲載している情報は平林寺『境内案内』パンフレット等を参照しています。
平林寺のある新座市は、埼玉県の最南端に位置し都心からもほど近く、また雑木林や清流といった自然が多く残された穏やかな風景が広がるまちです。
コバトンはさっそく、平林寺を訪れました。
平林寺は禅の修行寺院(専門道場)です。
茅葺屋根の堂々たる総門がお迎えします。
平林寺は、今からおよそ650年ほど前の南北朝時代に現在のさいたま市岩槻区に創建され、寛文3年(1663)に現在の地、野火止(のびとめ)に移転されました。
平林寺のシンボル、山門が見えてきました。色とりどりのモミジの紅葉が目の前に広がります。はじめて訪れたコバトンはその美しさにうっとりです。
平林寺の雑木林
平林寺境内林は、むさしのの里山の風情を昔のままにとどめる貴重な森として国の天然記念物に指定されています。その広さは総面積13万坪(東京ドームおよそ9個分)になります。
ここでは、文化庁、埼玉県、新座市等と連携し、境内林(雑木林)の整備により、未来へつながる自然の保護と再生が行われています。
コバトンが境内のおさんぽを続けると、橋があり水が流れている場所に辿り着きました。橋の欄干には、野火止用水と書いてあります。
平林寺堀
玉川上水から分水された野火止用水のうち、平林寺周辺及び境内に引かれたものを平林寺堀と呼びます。
玉川上水は、江戸時代の人口増加による水不足から当時の川越藩主松平伊豆守信綱(まつだいらいずのかみのぶつな)の尽力により開削されました。
さらにおさんぽを続けると、松平伊豆守信綱夫妻の墓がありました。
松平伊豆守信綱は、幕府老中として3代将軍家光、4代将軍家綱に仕え、優れた治世を数多く行い「知恵伊豆」と呼ばれていたそうです。
3,000坪の墓域に170基余りの墓石が配され、墓石数、保存状態の良さとも全国有数の※廟所(びょうしょ)だそうです。
※廟所(びょうしょ)とは、先祖を祭る建物や墓所を意味します。
紅葉写真館
平林寺のおさんぽはとても素敵だったトン!みんなも是非行ってみてトン!
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