活動レポート

狭山丘陵 <枯損木の特定・草本調査・下刈り・整備>

小雨の天気予報の中☂、朝の時点では曇りのまま活動開始となりました。
メンバーから調査地内での大きな枝の落下が報告されていたので、前半は調査地全体で倒木または落枝がありそうな木(枯損木:こそんぼく)に白ロープをつけたり、倒木・落枝の処理片付けを行いました。
後半は調査地の下刈り、下段では草刈り機で刈払いをしました。安全管理のため、一部ヘルメットも着用し作業をしました。

八幡湿地の田んぼでは、田植えの準備の作業が行われていました。
調査地①へ上がる通路に枯木かどうか見ながらマーキングをしていきます。すっかり枯れてしまっている木もかなりありました。 特に木橋から中段に上がる入り口辺りの杉の木は、直径30cm以上ありかなり危険であると思われました。
落ちた巣箱の修復とヘビ除け(Fさんの作業です)をします。巣箱が2回目の繁殖に使われることに期待します。

林の中は見上げればエゴノキが満開で、真っ白な花があちこちに見られ、地面にも雪のように沢山の花びらが落ちています。Sさんの話によれば花弁は通常の5弁だが、同一の木でも6弁、7弁のものもあるというのでちょっと探してみるといくつか見つけることもできました。

イチヤクソウの花芽はだいぶ伸びて、つぼみも膨らんできています。次回辺りに開花が見られるでしょうか。
初夏なのでスズメバチも1匹飛んでいるのが見られたため、要注意です。
最終的に枯損木は25本。代表Kさんから緑の森博物館に報告をし、県からの指示待ちとなりました。

朝の集合

落枝も危険もあるので、一部ヘルメット着用での作業とします。新人さんが見学に来られたので、作業にも参加していただきました?

枯損木に白ロープで目印

冬の間に枯れてしまった木、新緑をつけていない木等、明らかな枯損木が思いの外多く見られました。

散策路を塞いだ倒木の切断片付け 

直径10センチ弱×7メートルの倒木が通路を塞いでいたので、その処理・片付けを行いました。ノコギリで運べる大きさに切断後、雑木林の端まで運びました。

落ちた巣箱の修復とヘビ除け

調査地①で大堀先生が観察されたシジュウカラの巣箱は4月下旬の時点で、巣箱ごと下に落下。産座もひっくり返っており、残念なことに12匹のヒナや卵1個は跡形もなく消えていました。ヘビかカラスでしょうか?

エゴノキの花天井

林床にはエゴノキがとても多いです。どれも花が満開に近く、根元にまるで雪のようにその白い花を落としているのが観察できました?

団体名
グリーン・フォレスト・ネットワーク所沢
活動日
2023513(土曜日)
活動の参加者数
13名