ところざわ地域の自然グループで、毎年6月に行っている八幡湿地田んぼ周辺でのホタル観察会のレポートです✨
観察を行った6月24日は、梅雨の合間のやや蒸し暑くなりました。
14時 気温 28.4℃ 風速 南南西0.8 m
20時 気温 22.6℃
日没 19時02分
月齢(※) 6.9
※「月齢」は、月の満ち欠けの状態を知るための目安になる数字で、新月から何日経過したかを表しています。新月を0として、翌日が1、翌々日が2、…と1日に1ずつ数を増やしていきます。
まだ足元が明るい朝、6時30分に集合し事前に田んぼ周りを1周し、目と足を慣らしておきます。今回は会員の他、別グループの若い女性たちも合流しました。
夏至に近いのですっかり暗くなる7時半過ぎまで待機します。半月手前の月が天頂近くきれいに見えて、双眼鏡や望遠カメラでクレータを眺めます。そのうち金星も見えてきました。すっかり暗くとはなりませんでしたが、いつもホタルが出る定刻の19時40分を過ぎるとぽつぽつホタルが見え始めます?
今回は、田んぼの南端にある大池の右端の藪の中に数多くのホタルが出現。
藪に留まるもの、上を飛び回るもの等、水面にほのかに反射した光の光景に大人も子供も感嘆の声が上がりました?
暗闇の中で、不思議な幻想的な気分なります。ここは大変暗かったので、かすかな光でもとても輝いて見えました。数えることはできませんでしたが30~40頭ほどはいたでしょうか❓
この日はほぼヘイケホタルした。メンバーが上手に手に乗せて赤い光を当てると、おしり付近の淡い黄緑の光を点滅させます。子供たちも見せて喜んでいました。時間が経過するにつれて、田んぼの中ほどや手前水路脇など飛び回るもの、草むらに佇むもの、段々と見えてきます。
20時過ぎが一番よく見えたようです。駐車場の脇は木橋近くに2~3頭のみ。下刈りをしてしまったので減ってしまったかもしれません?
一般の見物客、子供たちも含めて常時2~30人は来ていたでしょうか。駐車場は結構な台数が停まっていました。
一方、例年だと割とよく見られる東側の奥池周辺は少数しか出てきません。北1キロの方向のグランドのライトがかなり眩しく遠くに見えます。ホタルにとっての光害となるかもしれません。20時30分過ぎ、沢山の数のホタルの幻想的な光景に満足し、やや名残惜しい気持を持ちつつ解散しました。