活動レポート

コバトンさんぽ#63~緑あふれる公園と水族館での学び(羽生市)~

梅雨も明け、日差しの強い日々が続いています。コバトンはムジナモとおさかなを見にさんぽに出かけました。

(令和7年7月23日)

🚩羽生水郷公園

羽生水郷公園は埼玉県北東部に位置する羽生市にあり、面積約53.6ha(東京ドーム約12個分)と広大な敷地の公園です。

北側には、淡水魚が見られる「さいたま水族館」、「水辺の花畑広場」など。中央部には「三田ヶ谷池」など。南側には「花の広場」や「コバトン広場」などがあります。

1日では全てを回り切れないほど、魅力的なスポットが多く、家族で訪れるのにはぴったりの場所になっています。

広い駐車場が北側・南側の2ヵ所にあるので、車で来ても安心です🚘

歩いていると、セミの抜け殻を発見!!🧐夏の訪れを感じさせるトン!

切り株に座ってひとやすみするコバトン😮‍💨

宝蔵寺沼の周りでは、たくさんのアマガエルにも出会ったトン!

🔊ムジナモ自生地

公園をおさんぽしていると宝蔵寺沼のムジナモ自生地を展望できる高台を発見!
ここは、ムジナモが野生環境での安定した自生が確認された場所です。
日程が合えば、「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」見学会にも参加できます✨

高台には説明パネルがいくつかあり、ムジナモに詳しくなれるトン!

ムジナモは、水面に浮かぶ食虫植物の水草で、その形がムジナ(タヌキやアナグマの別称)の尾に似ているため、有名な植物分類学者の牧野富太郎博士が名付けました。
「ムジナモ自生地」は国の天然記念物に指定されています💡

羽生市には、「ムジナもん」というゆるキャラもいるのをご存知ですか?ムジナもんのしっぽはムジナモの花になっています。
この花は、真夏の昼に花を咲かせ、開花時間はわずか1~2時間。ほとんどの株は開花せずにシーズンを終えるため、目にすることは難しく、「幻の花」と言われています。

ムジナモを育てるのはかなり難しいそうです。
「野生絶滅」という区分から「絶滅危惧種」に復帰しました。この事例は、埼玉県内初めてのことです。
野生復帰に尽力された方々に感謝です!

コバトンはおさんぽを続けます…

三田ヶ谷池の前でパチリ📸
人工池だけど自然と生態系に育まれていて、季節の水鳥が飛来するため探鳥会が開催されるトン!
白い花をつけた「ガガブタ」がきれいだトン!

そうして公園を歩いていると、なんと水族館が!

行ってみるトン!


🚩さいたま水族館

さいたま水族館は、荒川水系をテーマにした淡水魚専門の水族館です。約70種類の魚を実際に観察できます。
館内はでは荒川の約200kmを、上流から河口域まで下るようなスタイルで観察できます。

国指定天然記念物のミヤコタナゴ、県の魚ムサシトミヨ、食虫植物ムジナモを増殖して展示しています。
希少な国内種以外にも、世界の代表的な魚も展示しています。

入ってみると優雅に泳ぐヒレナガニシキゴイがお出迎えしてくれます。

埼玉県で作出された品種で通常のニシキゴイよりもヒレが長く美しい姿です。

実は河川の面積が県土面積に占める割合が日本二位の埼玉県!身近にいっぱい川があります。

さっそく川の生き物たちについて学ぶトン!

館内では日本一の川幅を持つ荒川の生態系を再現した展示がされていて、たくさんの生き物を見ることができます。

オオサンショウウオもお出迎えしてくれたトン!

飼育員さんが水槽を掃除しているトン!
魚が入ったまま掃除しているんだトン✨

カメにふれあえるコーナーもあります。

さらに進んでいくと水槽の中には…

ここには何がいるトン?

そこにはめったに見られない絶滅危惧種のムサシトミヨが!
ムサシトミヨは、世界で熊谷市にしか生息していない希少魚です。体にトゲをもつ全長が3.5から6センチメートルの小さな魚で小鳥のように巣をつくり、オスが子育てをする珍しい魚です。

ちっちゃいけど元気に泳いでるトン!

🔊水族館の最後には金魚コーナーがあります。
金魚は中国が原産地で、フナの突然変異を元に作り出された魚です。日本には1502年に渡ってきたので、もう500年の歴史がある魚です。
30種を越える品種が飼育されており、埼玉は全国3位の金魚の生産地です。

金魚にも大人気のコバトン♪みんなこっち向いているトン!
コバトンをさがせ

この日の気温は37℃。それでも、緑の木陰は風がとおると涼しく感じます。
コバトンがどこかにいるよ。わかるかな?
答えは一番最後だよ👀

ムジナモは先端に二枚貝のような「捕虫器」を持っているんだトン!この捕食器を使って、プランクトンを捕まえるんだトン!

どのくらいの速さでプランクトンを捕まえるかわかるトン?

答え📝
1/50秒という速さで、プランクトンを捕まえるんだトン!植物界で最速ともいわれているんだとか!!😱

水族館にはムジナモについて詳しく学べるコーナーがあり、捕まえる瞬間もビデオで学べるトン!

水族館の野外展示も見どころいっぱい

100円で広い池でコイの餌やり体験ができます。

チョウザメ池があり、大きな姿がとてもまじかに見ることができます。
海にいるサメとは別種で、姿が似ていることと、ウロコが蝶の羽に見えることからチョウザメと呼ばれています。

カワウソの渓流では暑さに負けずとても元気に走り回っていました。

コツメカワウソも大人気♪

🚩お知らせ

🐟ナイトアクアリウム
毎年大評判の「夜の水族館」が、今年も開催されます!
2025年は、動物の声帯模写でおなじみの江戸家猫八さんによる演芸と、音と光のLEDパフォーマンスを実施予定。
日中とはひと味違う、幻想的な夜の水族館をぜひご体験ください🌙

今回訪れた羽生水郷公園は、自然と生き物を一緒に楽しめる癒し&学びのスポットです。
夏休みに訪れるのにぴったりの場所ですね。

次はどんな美緑ある場所におさんぽするかお楽しみに…!

ほかのさんぽ記事はここ↓から見られるトン!

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団体名
活動日
2025723(水曜日)