近年、雑木林、原野、池沼などの身近な自然にふれる機会が減少していきていることから、自然とふれあいたい、自然を知りたいというニーズが高まっています。
県では、自然に対する理解を深め、自然保護の普及啓発を図るための施設を開設しています。 各施設では、施設の特徴を活かした自然観察会や体験教室などの自然に関するイベントを実施していますので、是非参加し、自然を体験してください。
(指定管理者:公益財団法人埼玉県生態系保護協会)
自然学習センターは、北本自然観察公園の中にあり、自然や環境問題について学習し、理解を深めていただくための施設です。館内をみたあとは、公園へ出かけてみましょう。きっと今まで気付かなかった自然の姿に出会えます。
北本自然観察公園は、昔から残っていた自然をそのままいかし、生きものがくらしやすいよう、また皆さんが自然に楽しめるよう整えた公園です。園内を散歩しながら、今まで気付かなかった自然のすばらしさや不思議さを体験してください。
(指定管理者:公益財団法人トトロのふるさと基金)
狭山丘陵の身近な自然とのふれあいを通して自然の大切さ、自然と人とのかかわりを考える施設です。センターのあるセンターエリアを拠点とし、約1,000haの区域に、虫たちの森や蝶の森などテーマを持つ5か所の自然観察スポット(スポット1~5)が点在し、東西約13kmの連絡歩道で結ばれています。歩きながら各所に設置してある解説板には自然を見るヒントがいっぱいです。どんないきものに出会えるか、各スポットをめぐってみましょう。
(指定管理者:株式会社自然教育研究センター)
狭山丘陵の自然そのものを野外展示物に見立てたフィールドミュージアムです。ここには、雑木林や湿地、田んぼなど、懐かしい里山の風景が広がっています。また、自然観察会や稲作体験など1年を通じて様々なイベントを実施しています。緑の森博物館で植物や虫、野鳥など、ぜひご自身で発見してみてください。自然散策路を散歩しながら自然とふれあい、観察できます。
彩の国ふれあいの森は、自然景観に恵まれた荒川上流の奥秩父、中津川の水源地域に位置し、県民が自然とふれあいながら森林や林業について理解を深める場として整備されました。「埼玉県森林科学館」と「宿泊施設こまどり荘」を中心とした拠点施設と、中津川県有林(約3,000ha)を森の持ち味を生かして区分した「七つの森のゾーン」から構成されています。
埼玉県森林科学館は、県民が森林及び林業について学習する機会を設けることにより、県民の森林及び林業の役割に関する理解を深め、もって林業の振興を図ることを目的として埼玉県が設置した施設です。
森林の働きや森の生き物たちについて学べる展示や映像がいっぱい備わっています。また、木工工作や中津川地域の文化を体験できる各種教室、季節に合わせたトレッキングなどさまざまな体験教室も開催しています。
県民の森は、丸山(標高960m)の北に広がる森林レクリエーションエリアです。1986(昭和61)年には「森林浴の森 日本100選」に選ばれました。また、2015(平成27)年には、丸山山頂からの眺めが埼玉県の指定文化財(名勝)に指定されました。エリア内では森林や山野草などが四季折々に楽しめ、写真でしか見たことのない花や樹木、動物たちの自然な姿に出会えます。都心からも近い「県民の森」で出会う身近な自然は、きっと新鮮な感動を与えてくれるはず・・・!
環境科学国際センターの生態園は、科学的調査研究を行うとともに、その自然環境を利用した様々な野外環境学習を行うためのフィールドとしてビオトープ手法により整備されています。2.2ヘクタールの園内は、昭和30年代の県東部地域の里山の自然環境が復元され、当センター20周年のあゆみとともに植物、チョウやトンボなどの昆虫、野鳥などの生態系が豊かさを増し、自然観察や農作業体験、環境問題への理解を深めるための野外環境学習の場となっています。
みどりの村は、埼玉県西秩父にある緑の豊かな公園です。公園内の施設は、RVパーク、村カフェ、キャンプ場、体験農園、おがの若者センターなどがあります。山腹の丘陵地を利用した公園で、山の斜面に沿って起伏の多いことが特徴です。公園内遊具は、木製の遊具や無料貸し出しの遊具があります。季節により草花の鑑賞や昆虫観察、など自然にふれあい出来ることや公園内にある畑で収穫の体験なども実施しております。
西川材で作られた“日本一の大水車”がシンボルの埼玉県立川の博物館は、「埼玉の母なる川-荒川-を心とする河川や水と人々のくらしとのかかわり」をテーマに、展望台から荒川を望める位置に建っています。
川の博物館では、川や自然、歴史等、幅広いテーマで年に数回の企画展を開催し、他にも川に関する事柄や、自然科学、季節に合わせた内容で、誰もが興味を引くようなイベントも多数行っています。また、水の科学的性質を楽しんだり、治水や利水についても学ぶことができるウォーターアスレチック「荒川わくわくランド」や、荒川の源流から東京湾にある河口までをバーチャルシアターで楽しめるアドベンチャーシアター・かわせみ号」などバラエティに富んだ施設が揃っており、子供から大人まで楽しめる博物館として親しまれています。
埼玉の地質、生物、植物について学習できる博物館です。岩石や鉱物、化石、地層などを年代順に展示し、埼玉の「大地の成り立ち」を紹介しているほか、埼玉を代表する森林と、そこに住む動植物の姿を、高さ8メートルの大きなジオラマで観察することができます。
また、埼玉県が海だった時代に生息していた巨大ザメ「カルカロドン メガロドン」の復元模型(全長12m)や国の天然記念物に指定された謎の海獣「パレオパラドキシア」の化石も展示しています。
「過去から未来へ埼玉3億年の旅。そして自然と人との共生」がテーマです。