活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和7年4月』(入間市)地拵えと植樹

天候が不順で、先月の活動の予定が4月に延期で今日になってしまいました。幸い、今日は暖かい日差しの中で最適の活動日和でした。一面に、木々の新芽が芽吹いていて黄緑一色です。コナラの新芽は赤く芽吹いています。ピンクの山桜は満開です。先回は伐採したままで終わっているので、丸太や枝が倒れて横たわったままです。今回の作業はそれらを片付けてから下刈りをして植樹のための穴を掘り、苗木を植えることです。この辺りの下草は笹がほとんどで茎が硬く、手ガマではかなり手を焼きます。

最初は、散乱している丸太や枝をみんなで一斉に片付けました。ササは刈り払い機でないとうまく刈れないので、一人は植樹する場所を刈り払いします。他の人は枯れ枝や太い枝を柵に入れて整理します。しかし、柵の中は整理されていないので、長い枝や太い枝が積み重なってはみ出ています。丸太もその周りに転がってます。丸太は周囲を囲み、長い枝は短くして下から太い順に積み重ねなければなりません。これらはこれからの課題です。

少しずつ地面が片付いたところで植樹する位置を決めました。そこに男性二人がトウグワで穴をあけます。今回は苗木10本だけです。その穴に苗木を女性二人が植える。数が少なかったので皆さん物足りなかったようです。斜面の上の方は地拵えすれば、たくさん植樹する場所があります。ただ、周りの下刈りが時間の都合上、きれいにできなかったので、苗木と草の区別がはっきりしていません。次回、赤いテープで印をつける必要があります。まだまだ整理しなければならない場所がたくさんありますが、皆さん、久しぶりの活動で疲れが出ていたこともあり、早く切り上げました。

これからは、散らばっている枯れ枝、大小の枝などを収集し、柵の中を整理しなければなりません。伐採され倒れたままの木も何本かあり、かかり木も4~5本放ってあります。自然と朽ちて倒れている木もあります。それらを玉切りし、また、かかり木を解消します。これらを片付けれれば、全体が非常にきれいになります。もう少しで開拓は谷底に到達します。ササがなくなり、木も伐採されて明るくなります。

実のなる木が増え、野生の花が咲くようになり、昆虫や蝶も増えてきます。問題は苗木の確保です。在庫の苗木が底をついているので、種から苗木を育てるしかありません。幸い、緑の森の事務所のご厚意で苗木の育成作業に協働で参加させていただくことができるようになりました。この地で取れた種なので、地域の在来種です。これが軌道に乗れば、植林活動が順調に進むことができます。この圏内では手入れがされず荒れた場所が沢山あります。

玄関ではオオアラセイトウの群生やタチツボスミレが出向かえてくれました。植栽地は寒かったせいか、際立った花は見られませんでしたが、アセビの花が咲いていました。花はなくても木々は新緑で非常に清々しく、癒された一日でした。

団体名
グリーンプラネット
活動日
202545(土曜日)
活動の参加者数
5人