夏季の野外活動は猛暑を避け午前中に実施、特に高温多湿日は早朝〜約2時間に済ませた。
<植物類>
主に生き物の蜜源になっている植物を対象に観察した。
▪桶川オアシス
キョウチクトウ(白花)中旬まで開花した。前月に続きアベリア、キバナコスモス、ヒャクニチソウ、ブッドレア、オクラ、ワタ、アサガオが開花、早生の菊芋は8月10日に開花が始まった。 ▪上尾オアシス
ランタナ開花、ススキ出穂。フェンネル、ヒメヒマワリ、フロックス、ムクゲ開花。8月29日菊芋開花。
<昆虫類>
▪桶川オアシス
コガタスズメバチ(巣づくり)、タチヤナギの樹幹でキアシナガバチ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、カブトムシ、ノコギリクワガタ、ツヤハダゴマダラカミキリ、キマダラカメムシ、ナガゴマフカミキリ、クロカナブン、カナブン、ヨツボシケシキスイ、アカボシゴマダラ、モンクロシャチホコを観察。
▪上尾オアシス
アカボシゴマダラ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、ルリタテハ、イチモンジセセリ、ハネナガイナゴ、キマダラカメムシ、ホソハリカメムシ、アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、セグロアシナガバチを観察。その他草むらや蜜源植物でツチイナゴ、ホオヅキカメムシ、ホソヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、アゲハチョウ類、タテハチョウ類を観察した。
▪上尾市藤波・中分ふるさと緑の景観地
ヒグラシが鳴いた。
<鳥類>
▪桶川オアシス
キジとコジュケイ、ウグイス、ツバメ、ムクドリ、モズ、オナガを観察
▪上尾オアシス
オナガ、ツバメ、ムクドリ出現。
▪上尾市藤波・中分ふるさと緑の景観地
ウグイス鳴く。
<両生類・爬虫類> ▪桶川オアシス
ヌマガエル、アマガエル、カナヘビ
▪上尾オアシス
ヤモリ
📍主な調査と観察会
日高地区有機稲田を観察、主に稲作法、カメムシとイナゴを観察 8月3日 藤波・中分ふるさと緑の景観地・水田でイナゴとトンボの調査 8月5日 上尾・中分オアシスでイナゴ試食会 8月17日 聖学院大学生態園月例観察会 8月22日 (主にルリタテハ、ゴマダラチョウを観察)
8月10日、桶川オアシスで早生菊芋が開花始め、日当たりのよい所の菊芋が早く咲いた(写真左)。開花前に先端の新葉を切り取り(写真中)、洗浄、そして室内で風乾(写真右)、2週間経過後に菊芋茶として飲用開始した。
上尾オアシスの近くでマコモやツゲが繁茂していた休耕田でイナゴを採集(写真左)。ほとんどハネナガイナゴで、コバネイナゴは少なかった。イナゴを捕獲後、脱糞、洗浄、煮沸(写真中)、そして乾燥後、甘味抑えて佃煮つくり(写真右)。
桶川オアシスの蜜源植物、ワタ(写真左)、オクラ(写真中)、アサガオ(写真右)の開花。
桶川オアシスの月例調査、ウメの木にモズ(写真左)、上尾のカシの木から吸液するルリタテハ(写真中)、桶川のタチヤナギ上にいた有害な外来種とされるツヤハダゴマダラカミキリ(写真右)。