2026年4月、生態補償地(緑のオアシス)に週1~3回集まり、雑木竹の整理、焼却および動植物の観察を行った。
3月は平均気温10.5℃、4月は16℃(熊谷)と平年より暖かく、月降水量は平年よりやや少なかったが、87mmと植物成長には十分のようであった。日々の春暖化とともに植物は順調に育ち、野菜のダイコン、コマツナ、ニンニク、菊芋は成長し、昆虫類、野鳥類も目立った。キジの鳴き声と羽ばたき、コジュケイも頻繁に鳴いていた。
<植物類>
🔷桶川オアシス 日向ではムラサキハナナとコマツナは花期後半〜終息、オオデマリ、ダイコン花盛期、小麦草丈70〜80cm出穂。アンズは果実生育期。サクラは八重ザクラ開花。菊芋、ニンニク生育盛期に入った。
🔷上尾オアシス
キンラン、ギンランは近くのクリ園で開花、小川のコタネツケバナは開花、アーモンドは果実発育。コデマリ、カキツバタ、ナガミヒナゲシは開花。菊芋は若苗盛期。
<昆虫類>
🔶桶川オアシス
3月に続き、ナナホシテントウ、キタテハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ツマキチョウ、クマバチ、ヨトウガを観察した。アゲハに次いで、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハを観察した。甲虫ではベニカミキリをオオデマリ花上で、ナミテントウをユキヤナギで観察した。
🔶上尾オアシス
ヒラタアブ、モンシロチョウ、キタキチョウ、クマバチ、ナミテントウはユキヤナギとダイオウグミ、ムクゲに発生、特にムクゲのワタアブラムシに多数集まった。クロオオアリも散見されるようになった。ジャコウアゲハは4月中旬から雄、雌の順に見られるようになった。
<クモ類>
上尾オアシスのライラック新葉でハナグモ(雌雄)を観察した。
<野鳥類>
🔶桶川オアシス
ホオジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、キジ、コジュケイ、キセキレイ、ツグミを観察した。
🔶上尾オアシス
シジュウカラ、ツグミを観察した。シジュウカラは木製巣箱内で抱卵中。
<両生類・爬虫類> 桶川オアシスでカナヘビとヌマガエルを観察した。
📍活動内容
3月に続き、4月も春恒例の焼き芋大会とワタの播種を行った。
📍団体設立メモ
埼玉県生物多様性保全活動団体(平成28年4月27日登録)、彩の国美緑づくり活動団体(令和2年12月14日認定)



桶川オアシスの整備-冬季に伐採し積んでおいたマダケの焼却処分(写真左)、上尾桶川オアシスで保全候補種1位のジャコウアゲハは4月上旬以降、羽化、雄成虫が雌成虫(写真中)より数日早く成虫化、直ちに交尾、ウマノスズクサの葉裏に産卵(写真右)した。



オアシス周辺の畦道にナガミヒナゲシ満開(写真左)。中旬、クリ園に例年のようにキンラン、ギンラン(写真中)開花、近年希少なカントウタンポポ開花(写真右)。ナガミヒナゲシは畑の隅、トラクターが耕耘に入れない隅、そして庭の隅で除草できない所などに生育する隅っこ植物。4月初めからから開花している。茎葉を傷つけると黄色い乳液が出て触ると被れることもあるようだ。花を眺めている分には被害はない。それより草むらに入り込み手足に擦過傷、ひりひり全治1週間かかるカナムグラの刺々、日常的にはこちらの被害の方がはるかに要注意。



シジュウカラは3月に続き上尾桶川オアシスに設置した巣箱に来てコンコンと突きながら内検した(写真左)。4月中旬に抱卵が始まった。巣箱内に数卵が見られた(写真右)。ふ化は5月になりそう。



上尾郊外の休耕田利用の有機稲作に参加した(写真左)。長年休耕で葦が繁茂している、その一角の苗代予定地の葦を刈り取り、地下茎を抜き稲籾を播種した(写真中)。その上に周辺の葦を刈りマルチ覆いし乾燥を防止した(写真右)。低温と雨水で出芽まで3週間くらいかかりそうに思えた。