活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-48 6月の管理と生き物、広報

■2025年6月、生態補償地(緑のオアシス)の保全と管理!
<植物類>
▪桶川オアシス
キクイモ、コセンダングサ、ベニバナ、ヒロハマウンテンミント、ツユクサ、ヘビイチゴ、ヒメジョオン、ヤブマメ、チョウセンアザミ、ワタ、アベリア、イチジク、キョウチクトウ、クワ、ビービーツリー、スモモ、ムクノキ、マダケなどが生育し、一部蜜源になった。それらの内イヌホオズキ、カキドオシ、カナムグラ、コセンダングサ、オオブタクサ、イノコヅチ、ツユクサ、ヤブマメなどを積極的に排除                                                 ▪上尾オアシス
アップルミント、キクイモ、ヒロハマウンテンミント、フロックス(キキョウナデシコ)、キキョウ、ドクダミ、柑橘、ビワ、ハナミズキ、ムクゲなどが生育、一部蜜源になった。その内シャクチリソバとドクダミ、カナムグラなどを集中的に排除                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                <昆虫類>
▪桶川オアシス
キマダラカメムシ、ジャコウアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、クビアカツヤカミキリ、ベニカミキリ、サトキマダラヒカゲ、アカボシゴマダラ、オオミズアオ、イチモンジチョウ、コミスジ、ヨトウガ、ウワバ類、チョウトンボ、アキアカネ、ツマグロヒョウモン、ニイニイゼミなど
▪上尾オアシス
ジャコウアゲハ、アゲハ、キアゲハ、キマダラカメムシ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ムシヒキアブ類、アキアカネ、シオカラトンボ、コシアキトンボ、イナゴ類
▪上尾の緑の景観地
シオヤトンボ、シオカラトンボ、チョウトンボ、サトキマダラヒカゲ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、オオミズアオ、イチモンジチョウ、コミスジ、イナゴ、キマダラカメムシ                                                    <鳥類>
▪桶川オアシス
キジ、コジュケイ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、オナガ、ヒヨドリ、コゲラ、モズ
▪上尾オアシス
オナガ、モズ、スズメなど
<両生類>                                               ▪桶川オアシス
ヌマガエル、ニホンアマガエル、ヒキガエル
<は虫類>
カナヘビなど
<ヘビ類>                                                                                                                                                                       ▪桶川オアシス
ヒバカリ1個体遭遇(6月25日)
▪上尾オアシス
ハクビシン
▪緑の景観地
タヌキ

桶川オアシスのスモモの樹幹でクビアカツヤカミキリ雄3個体を観察「写真左」し捕獲した。捕獲虫は殺虫し標本箱に収めた。昨年に続き2年目の発生であった。竹林の先端を飛翔するチョウトンボを今年初めて観察した「写真中」。6月下旬に灌木を剪定していたらコガタスズメバチの造巣中のハチに追いかけられた。数メートル逃げて助かった「写真右」。

上尾市主催環境パネル展(JR上尾駅自由通路)に参加した「写真左」。来訪者は多く当NPO法人の活動パンフレットは好評であった。桶川オアシスでは麦秋を過ぎた小麦を収穫した「写真中」。伊奈の野草園の観察路の樹木刈り払いと観察会「写真右」に参加した。

6月28日午前中、上尾市企画の自然観察会を大石公民館を起点に開催した。地元選出の衆議院議員からの檄文を拝見後「写真左」、地域の生態補償地(緑のオアシス)として知られる、ふるさと緑の景観地「写真中」と近くの水田「写真右」、ため池、清流、野菜園を眺めながら全員最後まで約2kmを歩いた。途中ウグイス、ガビチョウ、シジュウカラ、シオヤトンボ、シオカラトンボ、オオブタクサ、オオキンケイギク、ヒメジョオン、クサヨシ、クレソン、シンジュ、コナラ(タヌキは前週遭遇)などを観察した。

6月後半、上尾オアシスでシジュウカラの巣箱で育雛を観察。今年2回目の育雛。6月14日巣箱内に7卵を確認した(左)。下旬に雛の鳴き声も大きくなった。この頃上方の桜樹にはオナガ、モズ、スズメ、カラスが来訪した。来訪中、親鳥は樹木上で警戒して餌を咥えながらゼゼゼと鳴いた(中)。                             他の鳥がいない平穏時には親鳥は餌を咥えて静かに巣箱に入った。まずフェンスに止まる。しばらくあたりを見回して巣箱前に移動、安全を期し巣箱内に入った。給餌後1分もしないうちに巣穴から出て来た。狭い巣箱なので、時々巣穴から頭を出し深呼吸、たまに白い糞を咥えだした。7月3日朝になったら巣立ちした(7羽、右)。育雛期間約20日。(因みに第1回目の育雛(6羽)は㋄20日終了)

🔶主な広報活動🔶
🌱環境パネル展参加 JR上尾駅自由通路 6月5日
🌱合同生態保全観察会参加(伊奈)6月8日
🌱伊奈野草園 自然観察会参加
🌱上尾市大石公民館で上尾市企画の観察会 座学 6月21日、野外観察 6月28日
🌱NPO月例生態保全観察会(桶川オアシス)6月22日

団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
202577(月曜日)
活動の参加者数
5人