梅雨が近づいているせいか、雨が降ったり曇ったりの毎日です。今日は雨の合間の曇りで暑くなく、活動には最適でした。ちょうど事務所全体が改修のため、骨組みで囲っていて中に入ることができません。水場やトイレも簡易式です。工具入れの倉庫も外に出されています。これから活動に不便さがあると思います。植栽地は今まで雨が降っていたので草が茫々です。特に日が当たっている最初の植樹地は草が伸びていますが、植えたばかりの坂の下の場所は苗木が小さいので、そこから下刈りを始めることにしました。
以前から気になっていたのが、かかり木の処理です。みんなでロープでかかり木を引っ張ろうとしましたが、びくともしません。そこでかかり木の途中を切断し、短くして手前に引っ張ったところ、運良く動かすことができ、地面に倒しました。もう一本も同じようにしましたが、かなり太いので手前に引くことができません。木の途中を切断したままにしておきました。とりあえず、伐採して地面に倒れている木を整理するため、チェーンソーで玉切りにします。
地面が平らでなく水平に切断できないので、玉切りも四苦八苦です。前に伐採したあまりに大きな木は切断しないまま、放っておいています。切断は熟練が必要です。突然、切断している最中にチェーン刃が付いているガイドバーと本体が外れてしまう。固定ナットが緩かったため、これを結び付けるのも一苦労。今まで器械を分解掃除していないので、中は土とゴミがいっぱい。常に整備清掃が必要と痛感です。
下刈りは二人が手ガマで、一人は刈り払い機で行いました。一帯がササが多いので手ガマで刈るのも大変です。なかなかはかどりません。刈り払い機もササの場合は熟練が必要です。根が硬いので、すぐササの上の方を刈ってしまいます。きれいに刈れません。ササはすぐ伸びでしまうので、これからササとの勝負です。下刈りが谷に到達するまでまだだいぶ時間がかかりそうです。それに伐採しなければならない木々も残っています。
植栽地は野の花がたくさん咲くのですが、ここ2~3か月あまり見られません。理由の一つは花の咲く時期が限られているので、その時期に出会わないと見られないということです。もう一つは草が伸びすぎていると、地面に近く咲く花には日が当たらなく咲くことができないということです。
最後は常に、咲いた花の種類とその時期を観察して調査していくことだと思います。今はジシバリがあちこち咲いています。今回、珍しくニガナがまとまって咲いていました。また、クリの苗木は花芽が長く伸びていました。多種としてはヌルデやニワトコの若木が中木にならんと成長していて、少し経つとたくさんの花を咲かせます。