活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和7年9月』下刈り(入間市)

二日前まで猛暑が続いていましたが、今日は、運よく曇り空で涼しい秋に戻っていました。それでも午後から雨の予報で、秋晴れは期待できないと思いながらの出発でした。入り口には秋特有のヤブタバコが一面に枝を伸ばしていました。今日は青年が二名参加するということで期待を弾ませます。二人とも自然に関心があるということで、活動に違和感はないようです。私たちは三か月ぶりの活動ですから、草が茫々、下刈りする谷の方へたどり着くまでが大変。草をかき分けながら進みます。一番大変なのは、木がある所どこでもクモの巣の糸が顔に絡みつきます。今日は下刈りで、五人が手ガマ、一人は刈り払い機で行いました。

下刈りを行う谷の方は、最初の植樹地や中ほどの地域よりそんなに草は伸びていません。陽ざしが余り当たらないせいでしょう。しかし、ササが一面に広がっていて根が匍匐しています。背はそんなに高くありませんが、下刈りが大変です。カマを土の下へ潜らせてササの根を刈らないと除去できません。それと、切株や柵の周り、大木の根の周りは刈り払い機が入り込めないので、ササがかなり伸びています。まず一斉にササが伸びている所と苗木の周りを刈ります。青年は力がありますので、それに元気をもらって、みんなも下刈りに精を出しました。

下刈りを長いことやっていなかったので、草と一緒に蔓があちらこちらに伸びていました。下刈りでもう一つ重要なことは、この蔓を除去することです。それが植樹木に絡みついて枯らしてしまいます。すでに三本ぐらい苗木がテープを残したまま消えていました。1m以上伸びた苗木も蔓が絡みついています。刈り払い機では谷の下の方は短いササなので問題ありませんが、中ほどの地域は蔓で大変です。すぐに、刃に蔓が絡みついて刈ることが出来なくなります。ここまで草が伸びて蔓がはびこるとその都度絡みついた蔓を取り除かないと前に進めません。

また、下刈りを行っても刈り捨てして進むことが出来ず、一回、刈った草を取り除くことが必要です。刈った草が絡んできます。かなり時間がかかります。今まで暑かったので、草がこれからもさらに伸びる可能性があります。これから中ほどの地域の下刈りに挑戦です。そして、雑草のせいでいつも見られていた野花が見られなくなっています。野の花の回復も下刈りの目的です。

昼食時にそれぞれ自己紹介を行いました。自然に非常に関心があるとのことで、青年は希望の星です。午後からは予報通り雨が降り始め、活動の終わりのころにはみんな雨に濡れてしまいました。谷の下の方以外は下刈りが追い付かず、次回に挑戦です。野の花は探しましたが、ほとんど見つからず、強いてあげればアキノノゲシが一輪見られ、ミズヒキとギンミズヒキが咲いていました。隣の地ではヒヨドリバナが満開でした。

団体名
グリーンプラネット
活動日
2025920(土曜日)
活動の参加者数
6人