活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和6年11月』棚作り、苗木収集(入間市)

 例年より暖かい晩秋です。その中で暖かったり、寒かったりがありますが、今日は暖かい秋晴れの日でした。晩秋なので赤や青、紫色の木の実や草花の実があちこちに見られます。鳥の声もにぎやかです。先月、埼玉県みどり自然課から緑化貢献の表彰の看板をいただきました。それを立て、参加者全員で写真を撮りました📸

風が強かったせいか、かなり太い幹の枝が折れて太い木に倒れ掛かっていました。あちこちに折れた枝も散らばっています。植樹し2メートルぐらいに成長した苗木が根元から折れていました。そこに杭を立て、ビニールの袋を切って苗木を縛り付けました。以前、5メートルぐらいの苗木が真ん中から折れていたのをひもで縛ったことがあります。折れた枝の部分と元の幹の部分を合わせて縛りました。今はそれがくっ付いてくっ付きの木となっています。木の再生力の強さです。この再生力の強さを今回も期待しています。あちこちで折れて倒れている枝は古く、その原因は近くにある古い大木です。いつ倒れてくるかわからないので、危険を防ぐため、伐採が必要な古い木がいくつかあります。

今日の作業は草は伸びてないので、柵作りと、前回作った苗床に苗木を育てるための実生(自然の実から生えたコナラ、クヌギの若芽)の収集を行いました。柵はすでにあるのですが、そこに太い枝や細い枝が乱雑に投げ込まれて山になっています。それを整理しなければなりません。杭をしっかり打ち込み、丸太で四方を囲み土台を作り、その上に枯れた枝を積み重ねて四角くします。

まず、真っ直ぐな太い杭を探すのが一苦労。投げ込まれた長く古い枝は2メートルぐらいに切ること。杭は先を尖らせて打ち込みますが、思うようにはかどらない。道に近いところの柵は整理できず、ほとんど残ってしまいました。実生の収集はいざとなるとなかなか実生が見つからず、20本ぐらい移植しました。苗床への移植の目的は苗木を育てるのと、在来の貴重種を下刈りで刈らないよう残すことです。1メートルぐらいになれば刈らないで当然残すことができますが、小さな若芽の貴重種はそれとはっきり見極めができず、見過ごしてしまいます。

よく見ると、切り株の周りに萌芽した若芽が見られます。エノキ、ムクノキ、アオハダなどが芽生えています。これらはひこばえといい、全部刈らずに2,3本残して成長させれば雑木林の一員です。さらにアオダモやイヌザクラなど貴重な幼木があり、それらを移植して育てることです。木が成長すれば、色とりどりの実を実らせ、昆虫や鳥が来て生物多様性の森になります。そのため、小さい若芽から見極めるよう判別力をつける必要があります。

ドングリが芽が出ないのはいろいろな条件がありますが、一番は日が当たらないことです。特にササが繁茂しているところが日が当たらず、そこに落ちた種は死んでしまいます。坂を下がった所は笹が一面に繁茂しています。これからの計画は、そこの草を下刈りすることと、陽射しを閉ざしている樹木を伐採することです。そうすれば、植樹する場所を増やすことができます。

団体名
グリーンプラネット
活動日
20241125(月曜日)
活動の参加者数
4人