入間市の承認を得て2019年5月から始めました! バッタなど昆虫も多く、遊びに来た子供たちにも喜ばれています。
2021.5NPO生きものふれあい広場
1.目的
〇多種・多様な野生生物が存続し続けていける環境の保全・再生
「多種・多様な野生生物が存続し続けていける環境の保全・再生を図るため人間の手により、持続的な管理を行う。」この目的の実現に向け、山仕事の広場(7,600㎡)の下草刈りをする際、現在実施している草地全面を一斉に刈り取るのではなく、刈り残し地帯を設けることで多様な動物、昆虫等、生物の生育環境を保全することにする。
○子どもの健全育成(注2)
「山仕事の広場」の一部に多様な生物の保全を可能にする場を作ることにより、生物に関心を持つ子供たちが直接、昆虫や植物などに接することが出来る環境を提供する。 また、学校等との連携により子どもが昆虫、植物等の観察することを可能にする。 これらは、当グループの特定非営利活動の種類である「環境保全」、「子どもの健全育成」にも合致する。
(注1)「子どもの健全育成」には、いじめの相談、保育所の運営、学童保育、帰国子女のサポート、子どもへの野外学習を提供する活動、昔遊びの伝承など、子どもの育成を目的とした活動が広く該当します。(出典:「NPOがわかるQ&A」(岩波ブックレット)(p42))
2.方法
調査した事例(「刈り残し実施例」によれば、刈残しの方法は、保全すべき生物によって様々あることが分かった。谷津田の事例においては、キンランの生育に合わせ、開花結実期、発芽時期を避けて草刈りを実施し、昆虫については卵期を避ける 、としていた。また、同地では昆虫の食草を保護するため、ヨシ等の大型草本が対象個所で目立つようになったら、それらの根茎を除去する、選択的草刈りを実施している。
「山仕事の広場」においてもこの手法を適用する。
(1) 刈り残しの方法、面積
「山仕事の広場」では、広場中央を東西に分ける通路(チップ舗装)の右側西端に、通路と柵に囲まれた個所(東西に約11m、南北に西側約20m、東側約30mの台形)を「生きものふれあい広場」として刈り残すことにする。 また、目的を周知するため「生きものふれあい広場」の看板を立てる。
(2) 有効性の調査方法
生物多様性については学校(生徒の参加による)、自然保護団体等との連携による調査方法を今後検討する。また、他の草地での刈り残しの実施についても合わせて検討する。調査の結果は、実施期間中にあっても適宜、刈り残しの方法等に反映させる。
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