活動レポート

森の落枝清掃&焚き火イベント

風が強く乾燥しているこの季節、森の中は落ちた枝や木の葉が散乱しがちになります。
近くの施設の子供たちが枝と落ち葉の片づけに来てくれました。

そこで、普段自然に触れ合うことの少ない子供たちに、焚き火と薪割りを体験してもらい、その焚き火で焼きマシュマロとお湯を作ります。


お湯でココアを淹れて、焚き火で暖を取りながら、マシュマロを焼いて食べながら、ちょっとしたおやつタイムを楽しんでもらうイベントを開きました。

薪は、割りやすい材を用意して、鉈で割ってもらうことにします。
刃物を使うときの注意やコツ、自分や他人を傷つけないように配慮することなど大事なことを伝え、子供たちに刃物を扱うということを体験してもらいました。

そして、焚き火に薪をくべたり、マシュマロを焼いたりしてもらいながら、炎と接するときの注意やその暖かさのありがたさを伝え、楽しんでもらいました。

刃物も炎も、今のインフラの整った生活では大人も触れる機会が減ってしまい、子供たちはなおのこと減ってしまっていると思います。

どちらも扱いを誤ると大変危険なものではなりますが、それをわからずに知識も技術もないままにいきなり使い始めてしまい、とりかえしのつかないことになってしまうほうがよほど危険ですね。

しかし刃物も炎も、人が生きていくうえで最初に使い始めた道具でもあります。
これらがなければ今の人類の発展はなかったのではないでしょうか?
今のインフラの整った社会では、あまり必要がなく危険という思いが先に立ち、社会としてどこか遠ざけてしまっているという感じはありますが、今の生活に絶対的な補償があるとは限りません。特に土地柄、災害が多い国でありますから。

その時はこれらを扱える知識と技術は、非常に心強いものになるかと思います。

今回体験してくれた子供たちは、その大切さをや怖さを感じてもらい、そのうえで、それらをきちんと扱える大人に、いつかなってくれたらという思いで、今回のイベントを見守っておりました。

団体名
特定非営利活動法人風天の杜