活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-39
9月の管理と生き物

9月の管理 ❗
8月に繁茂した雑草は9月にも目立った。中旬に雑草対策で防草シートを敷き、草刈り労力を軽減した。
     
9月の植物・昆虫・鳥の観察 ❗
オアシス桶川では、蜜源のアベリア、キバナコスモス、キクイモ多数開花。キツネノマゴ、ワタ、キョウチクトウ、マリーゴールド少数開花。
オアシス上尾では、蜜源ランタナ、ワタ開花、リコリス(キバナヒガンバナ)が10株余り開花。ヒガンバナは今年は開花が遅く下旬以降に咲き始めた。
両オアシスでは、アゲハ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、アカボシゴマダラ、ホシホウジャクが多く発生した。キタキチョウ、コミスジ、ウラギンシジミ、モンシロチョウ、モンクロシャチホ、クロアゲハ、ナガサキアゲハは少発した。
オアシス上尾では、アシタバにキアゲハ幼虫が10個体、アカボシゴマダラ幼虫がエノキ葉に発生した。希少なルリタテハは平年並みで成虫5個体観察した。アジアイトトンボ、シオカラトンボ、アキアカネ、ノシメトンボも観察した。
オアシス桶川では、アキアカネが多数飛翔、シオカラトンボ、ノシメトンボも目立った。ニワトコの葉にはオビヒトリ、イネ科雑草地ではクモヘリカメムシ、イネカメムシ、シロヒトリがいた。ヒロヘリアオイラガ幼虫は7月に続き2回目がサクラの別の幼木に発生した。クロアゲハとナガサキアゲハが少数、キバナコスモスに吸蜜に来た。ベニスズメの成熟幼虫1個体をサクラ葉で発見した。ゴヨウアケビに当地では希少なアケビコノハ中齢幼虫10個体を初見した。中旬以降コジュケイは竹やぶに移り鳴いていた。カワラヒワ、モズも頻繁に見た。                
                                               

生態補償地(オアシス桶川)の雑草対策に防草シートを敷いた。
クロアゲハがキバナコスモスに吸蜜に来た。

両オアシスのキクイモ、9月に満開。
8月以降、開花のキバナコスモス、多くのチョウ、ハチが集まった。写真はキアゲハの吸蜜。
キアゲハ:9月後半に開花したヒガンバナに吸蜜に来た。
キアゲハ幼虫:オアシス上尾のアシタバに幼虫多発。1株に10個体。
ルリタテハ:食草サルトリイバラ、ホトトギスを植栽したが、希少なルリタテハはの幼虫は9月に発見できなかった。成虫は少発ながら9月に入ってコナラ、サクラの樹液に吸液に来た。
アケビコノハ:当地では希少なアケビコノハ、若齢幼虫をオアシス桶川のゴヨウアケビの葉で発見した。
埼玉未来大学の学生8名がフィールドワークに来訪。生態補償地の管理、植物、鳥、昆虫の発生と生態について履修した。

団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
2024103(木曜日)
活動の参加者数
3人