活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-36 6月の管理と生き物

6月の管理 ❗
桶川オアシス(生態補償地)の防除対象の主な雑草はカモジグサ、ホソムギ、イノコヅチ、コセンダングサ、ツユクサ、カタバミ、スギナ、コハコベなど。上尾オアシスではドクダミ花終期。その他は先月の除草により目立たなくなった。繁茂した樹木、エノキ、タチヤナギ、ビービツリー(ミカン科イヌゴシュユ)の枝おろしと焼却。6月は今年最後のたき火になった。                 

6月の植物・昆虫・鳥の観察 ❗
桶川オアシスでは モンシロチョウ、ジャコウアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、アサマイチモンジなどが目立った。ムシトリナデシコ、テンニンギク、シラー、マリーゴールド、シロクローバ、チドリソウなどが咲き蜜源になった。先月播種したワタは6月に草丈20㎝くらいに発育。キクイモは群落になりコジュケイ、キジの生息場所に、両生類ではヌマガエル、爬虫類では 草刈り途中、シマヘビ1個体、ヒバカリ2個体発見。
上尾オアシスではアゲハ、ジャコウアゲハが多く、アオスジアゲハ、ルリタテハ、キマダラカメムシは例年並みの発生。
桶川オアシスではスズメ、カラス、キジバトのほか、コジュケイ雌雄、シジュウカラ、ムクドリ、カワラヒワが多かった。
上尾オアシスではシジュウカラ、カワラヒワ、ムクドリが目立った。桶川オアシスではキマダラカメムシは1個体雌がクスノキで観察された。
6月25日ビオトープアドバイザーに来訪いただきビオトープ作りのご助言を得た(埼玉県みどりのアドバイザー派遣制度に基づく)。                                             6月30日、桶川オアシスのスモモの樹幹にクビアカツヤカミキリ(雌1)が飛来し産卵行動を示した。 近くの樹木にはフラスは出ていなかった。  

生態補償地(桶川オアシス):ヒメジョオン満開。ヒメジョオン花房はチョウや甲虫の餌資源でハチやクモの獲物待ち場所になる。
桶川オアシスの西側の草原:野鳥の餌場、チョウの蜜源、テントウムシ、カメムシ、クモの生息場所になる草原(ビートルバンク)。
桶川オアシスで繁茂した樹木の枝おろしと焼却、6月は最後の焼却日。
ニンニクの花:チョウの蜜源になるため貴重。
ゴマダラカミキリ:上尾オアシスでキンカン、イチジク、ニーム、サクラで見かけた。4個体発見。
キマダラカメムシ:アカメガシワ、シダレザクラなどやわらかい幹の樹木に群がる。交尾個体も見られた。
コジュケイの雌雄:桶川のオアシスに常駐している。キクイモや草むら、竹林の地面で餌探しの様子を見た。
キムネクマバチ雌:桶川オアシスのアベリアに吸蜜に来た。
ジャコウアゲハ雌:桶川オアシスのアベリアに吸蜜に来た。
クビアカツヤカミキリ雌:桶川オアシスのスモモに飛来した。
ビオトープアドバイス日、総括の風景。

団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
202473(水曜日)
活動の参加者数
5人