活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-35 5月の管理と生き物

5月の管理 ❗
生物観察地(桶川)で4月に繁茂したムラサキハナナ、コマツナ、ダイコンの花期終了。アンズ、モモ、ウメも花期終了。キョウチクトウ開花。ニンニク開花。麦の収穫。イチジクは成長、ムクノキ、エノキ、タチヤナギの繁茂、大木化。草原の各種雑草刈りを開始。主な雑草はカモジグサ、イノコヅチ、ツユクサ、カタバミ、スギナ、コハコベなど。住宅地ではドクダミ繁茂開花。シャクチリソバも繁茂し抜き取り作業に追われた。

5月の植物・昆虫・鳥の観察 ❗
花類は、ユキヤナギ、ダイオウグミ、ムラサキハナナ、コマツナ、ダイコンの蜜源終了。キク科ムカシヨモギ属ではハルジオンが中旬に減少、下旬からヒメジョオンが開花、チョウやハチ、甲虫の餌蜜源、クモの獲物待ち場になった。テンニンギク、シラー、マリーゴールド、シロクローバ、チドリソウも開花し蜜源になった。前半に播種(※)したワタは後半に出芽し草丈最長10㎝くらいに発育。繁茂してきたキクイモは群落になりキジの生息場所に、両生類ではヌマガエル、爬虫類では 草刈り途中、カモジグサとブロックの間でヒバカリ3個体発見。 両オアシス(桶川、上尾)ではアゲハ、ジャコウアゲハが多く、アオスジアゲハ、ルリタテハは例年並みの発生。シジュウカラ、カワラヒワは多かった。
※播種(はしゅ)とは、植物の種子を播く(蒔く、撒く、まく)こと       

生物観察地(桶川)前景:ハルジオンからヒメジョオンに変遷。ヒメジョオンは5月後半から開花。
生物観察地(桶川):ユキヤナギ、ムラサキハナナ、コマツナの花期終了。アンズ、ウメ、イチジク、ムクノキの大木、目立つ。
境界木(※)のウツギ開花。奥はタチヤナギ。右はウメ、左は草原。
※ 境界木とは、土地の境界に植えられている木のこと。
生物観察地(桶川):草原にイネ科カモジグサ、ハルジオン、イノコヅチ、ツユクサ、カタバミ、コハコベなどが雑草化。雑草の刈り払い始まる。
アゲハ:開花始めのダイコンの花から吸蜜
ジャコウアゲハ:上旬から雄成虫が増え始めた。住宅地のカキの葉上で休む雄成虫
桶川アオアシス:5月下旬からヒメジョオンが開花し蜜源や獲物待ち場になる。
オオカマキリ幼虫:ヒメジョオンの花房の上で餌を待つ。
ササグモ:ヒメジョオンの花房の上で餌を待つ。
ルリタテハの幼虫:住宅地のサルトリイバラに少発生したが、成熟した時期にシジュウカラに捕食された。

団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
2024613(木曜日)
活動の参加者数
3人