2023年12月に実施した『緑のオアシス、生態補償地』の冬鳥虫観察会と樹木管理について報告します。
〇12月9日(土曜日)に焼き芋大会と冬鳥虫観察会を開催しました。
・ 桶川市倉田にある自然環境観察地(生態補償地)に9時半に集合し(7名参加)、まずは焼き芋大会の準備をしました。枯葉枯枝竹などを集めてたき火、火が盛んになった頃、サツマイモをアルミホイルに包んで火中に焼べました。30分ほどで焼きあがりました。
・ その後火番1名を残し、綾瀬川右岸のヨシ原、オギ原、セイタカアワダチソウ枯群落に冬鳥とチョウの観察に出かけました。
・当日はモズ、ジョウビタキ、メジロ、桑に垂れ下がっていたクワコの繭、南面のホトケノザ群落にはモンキチョウ、キタキチョウ、ヒメアカタテハ、ナミホシヒラタアブ、セイタカアワダチソウの茎にはオオカマキリの卵嚢が目立ちました。植物ではマユミ、クロウメモドキ、ガガイモ種子などを観察しました。
〇12月後半には『緑のオアシス』桶川で、繁茂したマダケの伐採を継続、さらに徒長しすぎたクスノキの枝下し(※)を行いました。
・ その途中アオスジアゲハ の蛹 (タブノキ葉上)、ウラナミシジミ、キタキチョウ、キタテハ、ジャコウアゲハ(蛹)、モンキチョウ(コセンダングサ吸蜜)、ヤマトシジミ、コバネイナゴ、オンブバッタ、クビキリギス、クモヘリカメムシ(タブノキ)、小動物ではカナヘビ成体の土中越冬、ヌマガエル、鳥類では電柱に止まっていたチョウゲンボウ2羽を観察しました。モズ、シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロ、ツグミなども観察しました。
〇上尾の生態補償地でも成長しすぎたトウネズミモチとクスノキの枝下しを行いました。花はコウテイダリア、ネリネが咲いていました。キクは開花終期でしたが、寒菊は満開でした。
(※) 枝下ろしとは、太い枝を切り落とし、樹木の形を整えること。