活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-27 11月の観察会と講習会、竹切り

2023年11月に実施したNPO法人自然環境観察会の活動レポートです。

◾11月4日、上尾市の委託を受け上尾市戸崎公園で恒例の「秋虫観察会」と「鱗粉転写講習会」を開催し、親子10数名が参加しました。
チョウ類(モンシロチョウ、モンキチョウ、キタキチョウ、ベニシジミ、キタテハ)、バッタ類(ウスイロササキリ、クビキリギス、トノサマバッタ、ハネナガイナゴ、コバネイナゴ)などを観察しました。
その後、近くのチョウの標本観察、カダヤシとメダカの解説を聞き、チョウの鱗粉転写実技を受講しました。最後に各自転写に挑戦しました。

◾ 11月19日、神奈川県東戸塚自治会文化祭へ参加をし、「緑のオアシスづくり講演会」および「鱗粉転写講習会」を開催しました。親子30数名が参加しました。

◾ 11月の後半には桶川の『緑のオアシス』で春以降繁茂したマダケの伐採が始まりました。11月の植物はアシタバ、キク、キバコスモス、コウテイダリア、ナズナ、ヒメジョオン、マリーゴールドです。水田近くではスカシタゴボウ、ハキダメギクの開花を観察しました。
昆虫ではアオスジアゲハ(卵、幼虫、蛹、タブノキとニッケイ)、ウラナミシジミ、キタキチョウ、キタテハ、ジャコウアゲハ(蛹)、モンキチョウ(コセンダングサ吸蜜)、モンシロチョウ、ヤマトシジミ、コバネイナゴ、オンブバッタ、クビキリギス、アカスジカメムシ(アシタバ)、クモヘリカメムシ(タブノキ)、ミツバチ(コセンダングサ、コウテイダリア)を観察しました。
小動物ではカナヘビ成体の土中越冬、ヌマガエル、アマガエル、鳥類ではエナガ、シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロなどを観察しました。

バッタ類、チョウ類、ハネナガイナゴ、コバネイナゴ、メダカ、カダヤシの説明
鱗粉転写のワークショップの様子
トレーシングぺーパー(写し紙)にロウをぬり、その上に翅を並べる
ジャコウアゲハの翅を並べ微調整し鱗粉転写
鱗粉転写の作品をもって集合
桶川の『緑のオアシス』で春以降繁茂したマダケ切り始まる
モンキチョウ、マリーゴールドに飛来し吸蜜
コバネイナゴ カキドオシ上に現れ日向ぼっこ
草むらから出てきてタブノキ葉上に静止したクモヘリカメムシ
タブノキ葉上のアオスジアゲハ成熟幼虫(2個体、摂食中)
ほかにタブノキ、ヤブニッケイ葉上にアオスジアゲハ蛹を観察
近くの小川にはナンヨウメダカとカダヤシ(特定外来生物)が泳いでいた
団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
2023122(土曜日)
活動の参加者数
4人