NPO法人自然環境観察会
今回は2023年8月の桶川・上尾の『緑のオアシス』=『生態補償地』の保全管理・生物観察、そして当NPOの広報活動(ワークショップ)について報告します。
7-8月は熊谷気象台の気象情報では平年以上に猛暑少雨にとなりました。
オアシスの多様な植物、とくにオオブタクサ・カナムグラ・イノコヅチが繁茂し、蜜源植物ではアベリアとキバナコスモスが満開、ヒメジョオン、ブッドレア、ヒロハマウンテンミント、三尺バーベナなどが目立ちました。
昆虫では今年3回目成虫のジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、アゲハ、クロアゲハが飛来、吸蜜、産卵、そして幼虫が見られました。
草木にはジョロウグモが多く見られました。高木(ムクノキ、アンズ、ウメ)ではアブラゼミ、ミンミンゼミが鳴き揃いました。その他コアシナガバチ、キアシナガバチ、クマバチ、キタテハ、イチモンジセセリ、モンシロチョウなどが観察されました。
タマムシもエノキをめがけて飛来しました。シオカラトンボも増加しました。ワタは順調に生育し開花し始めました。
8月19日(土曜日)は埼玉県県民活動センター主催のサマーフェスティバルが開催され、当NPOは4名参加し、身近な昆虫の観察と標本つくり(鱗粉転写)を担当しました。当ブースに県内各地から149名が参観し、うち半数ほどの子どもたちが実技に取り組みました。