活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-21
6月の観察と植栽管理

NPO法人自然環境観察会

今回は、2023年6月前半に行われた桶川の『緑のオアシス』での蜜源植物の植栽、チョウ類の観察について報告します。
当NPOは令和5年度埼玉県みどりの活動支援補助事業の補助金が交付認定されました。
事業の一環として、蜜源植物や餌植物、隠れ木(タブノキ、ヤブニッケイ、オオデマリ、ヤマツツジ、ヤマブキ、ヒメライラック、カマツカ、オオムラサキツツジ、シロダモ、キョウチクトウ、ラズべリ-、サンシュユ)を植栽しました。
6月の蜜源はヒメジョオン、ブッドレア、アブラナ、ボリジなどです。アゲハ類のジャコウアゲハ、クロアゲハの今年度2回目成虫が6月18日に初観察されました。その他コアシナガバチ、キアシナガバチ、クマバチ、キタテハ、オオスカシバ、モンシロチョウなどが観察されました。スジグロシロチョウもいました。その発生数は少なくモンシロチョウの十分の一くらいでした。

植栽地全景:手前にルビーサンザシ(バラ科サンザシ属)を植え付け。春に白花が咲き、
昆虫、鳥類が来訪しました。
キョウチクトウ:6月上旬植え付け。白花と黄花が咲きました。
ジューンベリ-:バラ科ザイフリボク属。春に白花が咲き昆虫、鳥類が来訪しました。
サンシュユ:ミズキ科ミズキ属。春に黄花が咲き、昆虫、鳥類が来訪しました。
ジャコウアゲハ(♂):今年2回目の成虫。6月18日に初観察しました。蜜源ヒメジョオンとブッドレアから吸蜜。蜜源の近くでクロアゲハに追いかけられることが多いです。
クロアゲハ: 今年2回目の成虫。6月18日に初観察しました。ブッドレアに吸蜜に来たところを撮影。
アオスジアゲハ:6月20日2回目幼虫2個体がタブノキで観察されました。2回目成虫のクスノキ葉への産卵は6月20日に観察されました。
植栽メンバー:5月下旬、植栽予定の樹種を準備しました。
植栽地の刈り払い:6月20日、植栽地の大きな草を刈り払いしました。
植栽予定地北側の掘り起こし:植栽地の除草整地の一環として入り口付近に栽培されたジャガイモを6月20日に掘り返し整地しました。
団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
2023620(火曜日)
活動の参加者数
5人