上尾市:NPO法人自然環境観察会と下芝・緑と里山を守る会との共催
2021年7月30日(金)報告、緑のオアシスの管理と生き物観察、7月2回実施。
県内の梅雨入りはこの十年で最も遅く6月14日、梅雨明けは7月16日との発表があった。上尾の7月の月平均気温は26.3℃と高めに推移した。緑のオアシスの花は表にあるようにハクチョウソウ、マリーゴールド、ヒメジョオン、ヒメヒマワリなどが目立った。景観地南北の水稲は発育期で草丈60~70㎝、出穂前。
景観地の付近の水田
休耕田
右側の休耕田にはヨシが繁茂していた。周辺の水辺の上ではオニヤンマが右に左の往復飛翔をしていた。たまにヨシの葉に止まるのでそれを待って撮影した。近くにはツマグロヒョウモンとシオカラトンボも見られた。
トピックス
- 昆虫類ではミツバチ類、ショウリョウバッタ、バッタ類、セミ類、トンボ類が目立った。緑の景観地の樹木では中旬からニイニイゼミ、アブラゼミが鳴きだし、次いでツクツクホウシ、ヒグラシが盛んに、ほかの地域より早めに鳴き出した。7月中に鳥類-10種、両生目-1, 昆虫23種、植物17種が観察された。
2. オニヤンマが休耕田で観察された。水田周辺でヌマガエルは多かった。
雨蛙、ニホンアマガエルは少なかった。
3. 鳥類ではハヤブサ科チョウゲンボウが建物の先端に止まっていたのが
観察された。
羽化直後のヒグラシ
セミの宝庫
アブラゼミ
ニイニイゼミ
樹林内ではニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシ、ヒグラシが、ウグイスも鳴いていた。
オニヤンマ
ジョウゲンボウ
ショウリョウバッタ
クルマバッタモドキ
*この緑の景観地の南北に水田がある。休耕田がありヨシが繁茂していた。ヨシ群落の水辺ではオニヤンマが餌探索飛翔をしていた。数分に一回ヨシの葉に止まって羽を休める。その隙間に撮影した。