NPO法人自然環境観察会
加須市内の生態園にて5月22日(土)に開催した。
当日は前日に続き朝から雨だったので、小降りになった10時から開催した。曇天で肌寒かったことが影響したのか、昆虫類は多く飛翔しなかったが、植物上にいた個体は容易に観察できた。観察した生き物は以下の通りである。
分類目(種数) 主な和名
チョウ目(16):モンシロチョウ(ハルジオン、ユウゲショウで吸蜜、多い) 、マイマイガ(成熟幼虫、多い)、キアシドクガ(平年より少ない)、サトキマダラヒカゲ (平年並) 、ヒメジャノメ(平年並)、アカボオシゴマダラ(春型、成虫期、平年並)。
ハエ目( 8):ヒメヒラタアブ 、アシブトハナアブ、ナミホシヒラタアブ 、 ホソヒラタアブ(以上平年並) 。
コウチュウ目(6):ハンノキハムシ、ナナホシテントウ(平年並)。
カメムシ目( 5):クワキジラミ 、メダカナガカメムシ(平年並)。
ハチ目( 4):バラハタマフシ(虫瘤、ノイバラに多い)、コガタスズメバチ(平年並み)。
計 昆虫類 39種を観察した。
その他 ヌマガエル 、ウシガエル、ニホンアマガエル。
植物 (開花中の植物):ワルナスビ、ハルジオン、バイカウツギ
特記:キアシドクガ、オビカレハ、アメリカシロヒトリなどの大発生を期待していたが、5月の観察では見られなかった。オオヨコバイはイネ科群落で多めに観察された。ヒオドシチョウの発生はエノキで一部目立ったとの私信はあった。マイマイガの卵塊と成熟幼虫は平年より多く観察された。