活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-12月』下刈り、整備活動

最高気温7度の中、それぞれ厚着をして作業に挑みました。それでも、日が照っているのと、カラッと乾燥しているので活動はし易く、動き回っているせいか、寒さは気になりませんでした。隣では、寒さの中を、子供たちが落ち葉拾いのイベントを行っていました。

緑の森博物館周辺の冬景色
参加者

今回の目標はまだ手を付けていない、ササの生い茂っている場所を下刈りして整備することです。すでに事務所の方がテープで下刈りの範囲を決めていて、少し広くなっています。2台の刈り払い機で両側から一斉に進み、刈り残したところをカマで刈っていきました。ところが、ここは以前伐採した所なので、腐った丸太や枯れ枝が至る所に散らばっています。やはり、先に丸太や枯れ枝を整理しないと機械を動かすことができません。緊急に、囲いの柵を作り、それらを集めて放り込みました。また、柵に利用する丸太を作るために木を伐採しました。枯れ枝の整理や柵づくり、刈り払い機での下刈りをやっている間に、かなりの広さの範囲がきれいになって行きました。トトロの森のように、少しは整備されてきたのかなと思われます。斜面にも整備が広がり、葉も落ちているので、明るい雰囲気です。事務所の専門家のお話では、私たちのグループはいつも少ない人数でありながら、毎回、整理が手早く、広い範囲がきれいになって驚いているとのことです。私たちの努力が報われたような感じがしました。

開拓地の草刈り
散らばっている枝の収集
斜面に沿って枝の整理
柵を造って草や枝を投げ入れる
広い範囲で整備された開拓地

ササを刈ってしまうと、そこここに、冬ですから花はありませんが、野の草花の葉や幹が地面に這うように伸びています。刈ってはいけないような貴重な植物もあります。雑草が伸びていると、見過ごして刈ってしまいます。雑草が取り払われ、日が当たるようになるといろいろな草花の種が飛んできたりして、植物種が増えていくようです。そこに群がる昆虫や蝶、動物も集まります。人間の手が入った里山は動植物の多様性が守られるということが実証されていました。この場所は植樹するにはまだ木が多すぎるのでこれから伐採する計画です。しかし、その中でも貴重な木、ヤマザクラ、ウワミズザクラ、エゴノキ、また、親木としてコナラの大きな木は残していく予定です。

所々で見られるマンリョウの赤い実
冬を越すアセビの芽
地面にひっそりとしているカンアオイ(葉)
団体名
グリーンプラネット
活動日
20211118(木曜日)
活動の参加者数
4