活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和5年1月』協働作業と伐採後の整理

 例年1月は活動しませんが、緑の森と連携しているボランティア団体との協働作業の伐採ということで活動に参加しました。9時からの開始には間に合うことができず、途中で合流しました。大勢の人数で仕事が思ったよりはかどったせいか、仕事はその時点で半分以上終わっていました。現場は以前から萌芽更新を行っている場所です。20年前に伐採して切り株から出た芽が成長して伐採期になっていました。ほとんどがコナラの木で、丸太にして薪にするか、シイタケの種を植えるほだ木にします。

参加者

 人数が多いので、一列縦隊になって丸太を手早く坂の上のトラックに運び上げていました。枝切りした枝は2メートルぐらいの長さで束にして柵に入れます。長い枝についている短い枝は根元で3分の2ぐらい切り込みを入れて折り曲げて横に広がらないように束ねます。切り落とすと短い枝が沢山出てバラバラになり整理が難しくなります。枝は長く切っているのでそんなに労力がいらず、きれいに柵に横に並べれます。柵の枠は枝切りした中でやや太い枝を周りに縦に差し込みます。太い木は丸太にして薪に利用するのでそこにはありません。こうやって柵を造ると見た目もきれいです。ベテランの知恵です。

協働作業で、伐採、整理後の跡地
協働作業の休憩時

 この地域はボランティア団体が管理して、萌芽更新を行っているのでササなどの草も生えてなく、広い空間地になっています。後は切り株から出てくる萌芽を待つのみです。しかし、地域外の周りを見るとササなどの草が長く伸びていて、木々も乱立しています。まだまだ荒れ放題の場所が沢山あり、整理が追い付いていないようです。

植栽地で丸太づくり
伐採木の枝切り
枝の整理

 午後から私たちの植栽地に行き、以前伐採した木々の枝切りと、幹を切断して丸太づくりを行いました。最初、かかり木を残していたので、木から外すべくロープで根元を縛り、みんなで引っ張りましたが、根元が土に潜り込んでびくともしません。それで、もぐりこんだ木のもう少し上を切断しましたが、切ったとたんにその根元も土に潜り込みました。このかかり木は自然に落ちることはまずないと判断し、次の機会にまわしました。皆さんの努力で伐採した木々もかなり片付き、きれいな空間になりました。

伐採後の空間地
藍色の実を残すジャノヒゲ
枯れずに残っているヤブコウジ

 この地域は萌芽する切り株がないのでこれから植樹です。また、以前造った柵は乱雑に太い枝、細い枝、長い枝、短い枝、丸太などが置いてあったため、崩れかかっています。これも整備しなければなりません。今は冬の真っ最中で花などの植生はまずありません。ところが、冬にひっそりと咲いている木の実や花の実の色の鮮やかさは私たちを驚かせてくれました。

団体名
グリーンプラネット
活動日
2023121(土曜日)
活動の参加者数
4