台風が近づいていて、午前中は雨に見舞われるかもしれないという予報でした。それでも午後は雨が上がるということなので、それを頼りに活動を決行しました。意外と、出発時は日が照り出し始め、予報は外れたのでないかと喜びました。ところが、車で行く途中、降りだし、本降りのように降ってきたので、不安がよぎりました。それがだんだん小雨になり、着く頃は空が明るくなる。活動の最初のころは小雨がぱらつきましたが、すぐに止んで活動に支障はなく、暑さをしのぎやすい一日でした。
8月は休んだので、下刈りを目的に活動を開始しました。草は長く伸びて、それが雨の重みで倒れてしまい、大きく波を打っています。刈り払い機で刈る場合、草が葉に絡んで刈るのが難しい状態です。斜面の地域は木の葉が日陰を作り、草はそれほど伸びていません。まず、植樹の周りの坪刈りを行うとともに、からんでいる蔓を切ります。ヤマノイモなどのつるがかなり絡みついています。坪刈り以外の場所は、平面と斜面を2台の刈り払い機で草を刈りました。最初に植えた、2メートルを超えている苗木は枝も大きくなり、それぞれが、枝分かれしたり、地面に沿って何本かの枝が横に広がったりしていました。今まで、横枝を剪定していなかったので、それらを剪定はさみで切り払いました。後で、根元は切った枝でいっぱいになるほどでした。切る理由は、横枝に栄養分がとられて苗木が上に伸びていけないからです。山道に沿って谷に近い地域と斜面地域の苗木はそれほど大きくなっていません。株立ちしている木が葉を茂らせ、日陰になっているからです。もっと木と木の空間をあけることと、株立ちして5~6本が密集している木が多いので、間引く必要があります。それと、20~30センチになっている木々は萌芽更新させるために伐採期に伐採する予定です。ただ、コナラやクヌギの本数が少ないので、空間地に植樹することも考えています。
久しぶりに、みんなとの昼食で話が弾みました。昼食後、以前、伐採した木々が倒れていたものを細かくして柵に投げ込みました。事務所の方はそれらをまきにして利用したいと言っていました。そうすれば、柵を造らずに丸太や太い枝を処分することができます。柵の中では、落ち葉を集めたり、枯れ枝や草を腐らせるため、太い枝を取り除き、コンパクトにする必要があります。それらを堆肥にして土の栄養分にします。秋も本格的になり、キツネノマゴが群生し、ミズヒキ、ヒヨドリバナ、ヤブラン、ヒヨドリジョウゴなどの秋の野花が多数咲き、クサギの赤と青の実がきれいでした。歩けば草むらから、いろんなバッタが飛び出てきます。すぐそばで大きなジョロウグモに出くわし、みんなびっくりしていました。