活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和4年7月下旬』下刈り

 天気予報は小雨が降ったり止んだりということですが、活動を決行。案の定、一時小雨が降り出しましたが、すぐ止み、活動に支障はありませんでした。逆に、涼しく、雨で葉が濡れて非常に緑が濃く感じられ、こんな夏はめったに見られません。今回は人数も少なく、燃料も持ってこなかったので、全員、手ガマで苗木の周りを下刈りすることにしました。斜面に入って、一番すぐ目に入ったのがヤマユリの満開の姿。今までヤマユリのつぼみまでは見ていましたが、咲いているのを見たのは初めて。それも全部で10個ぐらいの花。匂いも充満している。これで俄然、力をもらえる。

参加者
一斉にあちこちで咲きだしたヤマユリ

 新しく植えた斜面の苗木はまだ草に負けそうです。数も20数本植えていて、草刈りも骨が折れます。久々の肉体労働なので、すぐ、息が切れる。刈り払い機でやれば早かったなという思いがすぐ出てくる。ちょうど活動時に事務所の方が視察に来ていました。下刈りをしながら、里山再生のやり方について指導してもらい、皆さん、参考になったようです。問題はまず、どのような樹木が育った里山にするかです。ここはコナラとクヌギが主体です。それで今茂っているのがどの種の木なのかを知って、必要な木を、特にコナラとクヌギであれば残します。調べないで、小さい木でも全部刈ってしまったら、樹木が育つまで大変です。伐採して日陰がなくなり、日が当たり過ぎると草がすぐ伸びてきます。その管理も大変。実生よりも萌芽更新が育ちが早いので、その利用も考えることが必要ということです。最後に、皆さんに里山についてレクチャーしたいと言っていました。

苗と草の見分けがつかない
ササを刈るのが骨が折れる
斜面で、苗木の周りを下刈りする

 梅雨時の森は非常に緑が輝いています。そして花も美しく、昆虫も騒ぎ出す頃です。カブトムシもちょうど成虫になる頃で、あちこちで雄、雌とも木の幹を歩き回っていました。白い花を高く総状に咲かせるヤブミョウガも群生していました。日頃どこでも咲いているので注目しないツユクサが雨に濡れて非常にきれいでした。道の脇の最初に植えた苗木の周りは、とても手が回らず、草茫々のまま終えることにしました。

めっきり見られなくなったコガネムシ
堂々と歩きまわるカブトムシ
雨水で垂れ下がったベニバナボロギク
ヤブミョウガの白い花が凛と立っている
雨露で美しく輝くツユクサ
団体名
グリーンプラネット
活動日
2022716(土曜日)
活動の参加者数
3