活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和4年4月』植樹、下刈り

 暑くなったり、雨が降って寒くなったりの日が続いていましたが、ゴールディンウィークも近づき、本格的に暖かい春になってきました。上を見上げると黄緑色の若葉が木一面に広がり、鳥のさえずりも鋭くなってきています。下を見れば、緑の森の入り口に紫色のムラサキハナナやセリバヒエンソウが群れをなして出迎えてくれています。植樹地にはタンポポやオニタビラコ、ツボスミレ、ハルジオンがあちこちに咲いています。最初に植えた苗木は既に2メートルを超えていますが、2番目の植栽地に植えた苗木も1メートルを超えたものもあります。

一面に咲いているムラサキハナナ
よく見るときれいなハルジオン
地面の中に花を咲かせるカンアオイ
第二植栽地の成長した苗木

 活動は、最初の植栽地には草もかなり伸びていて、二人はカマで草を刈り、後の二人は前回植え残った場所に苗木を植えました。前回の植樹ですが、未だ、寒く、葉が生えてない幹のままの苗を植えてしまったため、見渡してみると、どこに植えたのかわかりません。まだ葉が出ていないからです。よく目を凝らしてみると、茎の先端に小さな芽が出ている幹を見つけました。まだ、生きていました。それでもあまりに小さく、周りに野生に生えている実生の方がかなり大きいのです。その実生を取り出して、植樹した苗の場所にどちらかでも生きることを願い、一緒に植えました。草と区別するため一つ一つテープを付けました。教訓としては、小さい苗は草にやられたり、途中に朽ちてしまうので、30センチ以上の苗木が植樹にふさわしいということです。また、あちこちに生えている多くの実生を探して、ポットに植え替え、育てることも考えています。その方がドングリを拾って苗木まで育てる手間が省けます。

参加者
前に植樹した場所を探す
小さな苗を苦労して植える

 今回、植樹した場所は株立ちした中木が生い茂っていて、かなり暗くなっています。このままでは苗木が育たないので、それらを伐採する計画です。もう一つの苗木の育て方として、大木を伐採してその切り口から芽が出てくるのを育てる萌芽更新です。ここの地は大木がないので、ドングリ苗から育てる植樹のやり方で行っています。そのため、開拓地の灌木や笹、辺りを暗くしている中木を伐採して植栽地を広げていきます。これから草が伸びる時期なので、苗と草との闘いです。

団体名
グリーンプラネット
活動日
2022428(木曜日)
活動の参加者数
4