春になっても雪が降るなど、寒い日が突然来たり、変化の激しい毎日です。そんな中での寒さを感じる一日でした。作業地の木々はほとんど葉が出ていませんでしたが、中にはきれいな薄黄緑の色の葉を一面につけた木もあり、春が来たなという感じです。すでに植えて大きくなった苗木は若芽が一斉に生えています。
今日は前もって植樹を予定していました。そのため、苗木の準備をしなければなりませんでしたが、なかなか暖かい日が続かず、心配していたように苗木に若葉が出て来ていません。仕方なく茎だけの苗で植えざるを得ませんでしたが、今回は、新たに参加してくださった人がいました。まず、植樹をするために、今まで地拵えした、やや広い空間に巻き尺で2メートル間隔で印をつけます。印の所に穴をあけ、そこをスコップで縦横30センチ四方に穴を広げます。
参加者の一人は、小学1年生のお孫さんで植樹に興味を持ち、熱心に言われた通りに掘った穴に苗を植えました。茎だけの苗のポットを逆さにして苗と土を一緒に手に持ち、取り出して、それを逆にして植えます。苗がまっすぐになるように茎をまっすぐにして上の方に引っ張り、周りに土をかぶせます。そして,その土を足で踏んで固めます。本来ならば、その後、水をかけ、枯葉を敷いてマルチにするのですが、寒いので植えるだけにしました。枯葉の上は掘りにくいですが、一個一個丁寧に掘り、3人がかりで穴に土を埋めます。初めて経験するスコップでの作業に小学生も大奮闘でした。
このような調子なので植樹ははかどりませんでしたが、20本の苗を植えることができました。また、切り株の近くを掘っていたところ、カブトムシの幼虫が出てきてびっくり。小学生にとっては思いがけない体験でした。今日の植樹は小学生中心の活動でしたが、参加者みんなが新たな出会いに話が弾み、喜びを持って活動を終えました。