活動レポート

『よみがえりの森プロジェクト-令和4年10月』下刈り、整理

 10月は寒暖の差が激しく、晴れても長く続かず、雲が多い日々でしたが、今日は一日中晴れた秋晴れで、絶好の活動日和。そんな中で親子の飛び入りの参加がありました。中学生とその親で、全く初めての体験です。疲れたの連発でしたが、まず、自然になじんでもらうことが先決。今回の作業は全体的な下刈り。先月も下刈りをしていて、雨もそんなに降らなかったので、草はあまり伸びていません。ただ、植栽地が広くなったせいか、草の刈残しが多くあります。特に作業道の先はコナラの大木が沢山生えていて整備されていません。作業道の手前は谷になっているので整備できず、草が伸び放題です。また、枯れ枝を投げ込んでいる柵の周りも草を刈りにくいので草が長く伸びています。それらを後回しにして、4人は平地に植えた苗木の周りの坪刈りと、少し坂になっている地域での坪刈りと、刈残した部分をカマで下刈りしました。今後、手を付けていない植栽地の先端部と手前部分の長い草を刈るためには2台の刈払い機で一斉にやる必要があります。

参加者
苗木の横枝を剪定
飛び入り参加者(親)
飛び入り参加者(中学生)

 後の2人は、これから広げていく予定の未開拓地を2台の刈払い機で挑戦してみました。そこは灌木とともに太いササが2メートルぐらいまで長く伸びています。刈っていくと、刈られたササが邪魔になって余り前に進めません。それらを取り除きながら進むので時間がかかります。さらに進んで行くと下り坂が急になり、刈り払いが難しくなります。とりあえず、数メートル進んで下刈りを止めました。少しずつ開拓していくしかありません。気が付くと、下り坂の辺りは大きな枯れ枝が沢山落ちています。下刈りする前にそれらを整理することが必要です。今まで下刈りした地域全体を見渡すと、腐った丸太や枯れた枝が沢山見つけられます。それらを柵の中に投げ込んで腐らせて堆肥にする予定です。そのため、枯れ枝を細かくし、刈り取った草や枯葉も入れなければなりません。その堆肥を苗木の成長のため、土に漉き込みます。次回は苗木の成長のために、曲がった大木や日差しを防いでいる中木を伐採することを考えています。

開拓地を刈り払い機で挑戦
野ウサギの糞

秋も深まって、ガマズミやクサギは木いっぱいに赤く実らせています。上を見上げるとアオハダの赤い実が所々に、土の表面にはヤブコウジの赤い実がポツンとありました。草の間には、踏みつけられそうなところにイヌタデの赤い花がかわいい姿で、少し上にはカラスウリの橙色の大きな実を見つけることができました。そして、とっくに花の時期が終わっているはずなのに、カタバミの黄色い花が咲いていました。すでに冬が近くに来ているようです。

赤い実を実らせているアオハダ
大きな実のカラスウリ
時期外れのカタバミの花

団体名
グリーンプラネット
活動日
20221029(土曜日)
活動の参加者数
6