活動レポート

『緑のオアシス』:桶川・上尾-38
8月の管理と生き物

8月の管理 ❗
桶川オアシス(生態補償地)の主な防除対象は、オオブタクサ、メヒシバ、エノコログサ、クズ、ヒルガオ、カナムグラ、オオアレチノギク、イノコヅチ、コセンダングサ、ツユクサ、カタバミ、イヌタデ、ヤブマメなど。
上尾オアシスではアップルミント、シャクチリソバ、イヌタデなど。                      繁茂した樹種はムクノキ、エノキ、ユキヤナギ、タチヤナギ、ビービーツリー(ミカン科イヌゴシュユ)など。
8月は猛暑続きで野外管理は熱中症回避のため午前中で切り上げた。下旬は降雨続きで野外管理はできなった。                               
                                                                                                        8月の植物・昆虫・鳥の観察 ❗
桶川オアシスでは ジャコウアゲハ、アゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、ナガサキアゲハ、イチモンジチョウ、キマダラカメムシ、クモヘリカメムシ、シオカラトンボなどが目立った。ほかに、エビガラスズメ、シロヒトリ、ササキリなど。ジョロウグモも増えてきた。蜜源植物ではヒロハマウンテンミント、ヒメジョオン、クレオメ、ワタ、キクイモなどが咲いた。ほかにメヒシバ、クズ、ガガイモ、カナムグラ、カラムシ、オオブタクサ、ヤブマメも繁茂した。両生類ではヌマガエル多数、爬虫類では カナヘビを観察した。                                             上尾オアシスではジャコウアゲハ、アゲハが多く、アオスジアゲハ、ルリタテハ、キマダラカメムシ、キアゲハは例年並みの発生。
桶川オアシスではスズメ、カラス、キジバトのほか、コジュケイ雌雄、シジュウカラ、ムクドリ、カワラヒワが多かった。
下旬、両オアシスに巣箱を設置した。            

生態補償地(桶川オアシス)8月の前景:右(西)側には蜜源のヒロハマウンテンミント、左側にはキバナコスモス、イヌタデ、ツユクサ、ヤブマメなど。

桶川オアシスに春から定住しているコジュケイ雌雄:7月の観察では午前中前半にはムクノキの高枝に止まり、後半には地上に降り求餌していたのを観察した(右写真2枚)。キジは近くの休耕田のヨシ群落に棲みついているようで、畦畔や草原に時々出てくる(左写真2枚)。

8月特有のエビガラスズメ(左)とシロヒトリ(右):桶川オアシスの草原に出現した。

夏の自然観察とチョウの鱗粉転写-観察と実技:8月24日開催の埼玉県民活動総合センター(伊奈町)の「こども☆夢☆未来フェステイバル2024」に協力参加した。
NPO法人自然環境観察会の展示会場の入り口:展示会場には子供と大人140名が来室した。鱗粉転写の実技には50名が参加した。
展示会:親子で昆虫クイズに挑戦。

上尾市役所チンドン隊の応援を受けた。展示会と参加者も盛り上がった。

団体名
NPO法人自然環境観察会
活動日
202492(月曜日)
活動の参加者数
4人